『ハード・ターゲット』に登場する主人公チャンス・ブードローの能力評価です。チャンス・ブードローはアメリカ海兵隊武装偵察部隊フォースリーコンの元隊員。銀星章、名誉負傷章などの勲章をもらっています。職無し金無しですが、優しい心と整った顔立ちが魅力的な男です。確実に217ドル以上の仕事をしたであろうナイスガイの実力や如何に。
劇中での各カウント数
劇中でカウント可能なキルカウント、戦闘不能カウント、負傷数カウントをまとめます。
キルカウント … 26
使用銃器 | カウント |
---|---|
徒手格闘 | 1 |
ヘビトラップ | 1 |
M67手榴弾 | 1 |
ベレッタ92FS | 17 |
モスバーグ590マリナー | 5 |
ウィンチェスターモデル1300 | 1 |
戦闘不能カウント … 5
内訳 | カウント |
---|---|
徒手格闘 | 4 |
バイク | 1 |
負傷数カウント … 2
内訳 | カウント |
---|---|
右前腕負傷 | 1 |
右眼瞼裂創 | 1 |
銃撃戦能力 … 3.5/5点
劇中のクライマックスでは約20人の敵に追われて銃撃戦となりますが、見事に圧勝します。ただ勝つだけでなく時折宙返りをしたり、美しい後ろ回し蹴りを織り交ぜたりと華麗な戦いっぷりでした。ベレッタ92の二丁拳銃が痛快ですが、ややオーバーキル気味。敵がかわいそうになるくらい蜂の巣にしてます。ですが戦いで頭に血が上っているわけではなく、ちゃんと倒した敵からマガジンを奪って弾薬補給しているので至って冷静です。場面変わって劇中盤の銃撃戦ではヒットはありますがキルに至るのは意外と少な目。実はクライマックスのフィールドはブードローが誘い込んだ場所での戦闘であり、道理でキルカウントも好調だったわけです。自分のフィールドでキルカウントを稼いでいた点を踏まえるとあまり高得点を付けるわけにもいかないかなと思いますが、激しい銃撃を受けながらも被弾数ゼロの防御スキルを考慮して銃撃戦能力は3.5点としました。
格闘戦能力 … 4/5点
足技がとにかくキレッキレ。回し蹴りからの後ろ回し蹴り、さらに飛び後ろ回し蹴りと華麗に足をブン回します。冒頭では刃物を持ったチンピラ4人組をあっさり蹴散らし、クライマックスでは敵の親玉フーションと戦いますが、これも特に苦戦することなく勝利を収めます。ただ残念ながら劇中盤で、不意打ちとはいえ敵の刺客2人組に敗北を喫していることを考慮して格闘戦能力は4点としました。
体力 … 3.5/5点
体格は筋骨隆々で手足は長くスタイル抜群です。怪力とまではいきませんが、映画終盤でフーションが両腕で振り回す燃える木材を片手で受け止めて抑え込んでおり、筋力は充分そう。持久力面では敵に追われて山道を逃げるシーンではやや息が乱れ汗もかいており、疲れている様子が伺えます。さらにその後馬に乗って目的地まで向かおうとしますが、ヘリから銃撃を受けて落馬、自ら走る羽目に。敵との決闘を前にかなり疲弊してしまったのではないかと思われましたが杞憂でした。その後の戦闘中、無駄に宙返りしたり、ジョークを飛ばすなど余裕があるのです。持久力もけっこうあるようでした。ただしアクションヒーロー界隈で考えると突出した体力とは言えず3.5点としました。
身体能力 … 5/5点
柔軟性が非常に高くハイキックは朝飯前、飛び後ろ回し蹴りでは180°開脚しておりました。また敵の車との一騎打ちでは走行するバイクの上に手離しで立ち上がって銃撃するという超絶バランス感覚も披露。しかもそのあと車と衝突し、その勢いを利用し車上で前転することで衝撃を緩和しています。別シーンでは手榴弾の爆発に巻き込まれた際、前宙して爆風をいなし、しっかり両足着地していました。ウルトラCです。他のシーンでも前方伸身宙返りを披露したり、ロイター板でも置いてんのかよと思うくらいとにかくよく飛び回ります。さらにボーガンの矢を避けたりと反射神経も抜群。身体能力は迷わず満点の5点としました。
精神力 … 3.5/5点
映画中盤で敵の刺客に襲われて敗北を喫し、街から去るように脅されますが全く意に介さない様子。また終盤ではヘリから銃撃を受けつつも逃走し、かなり疲弊したであろう状態で20名の敵に囲まれますが、戦意は衰えず焦る様子もありません。肝っ玉しっかり据わっており精神力は3.5点としました。
知能 … 3.5/5点
ちょっとした手掛かりから警察が見逃していた証拠を発見し、検視の不正を暴く鋭さを見せます。また終盤では自分が有利なフィールドに誘い込んで数の劣勢を挽回したりと意外と頭はキレるようで、知能は3.5点としました。
総合評価 … 23/30点

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