『沈黙の戦艦』及び『暴走特急』に登場する主人公ケイシー・ライバックの能力評価です。ケイシー・ライバックは元アメリカ海軍特殊部隊ネイビーシールズの隊長で対テロ戦闘のプロ。海軍殊勲章、シルバースター、名誉負傷章などいくつもの勲章をもらっています。さらにテロリスト界隈でも名前が知られている強者で、名前を聞いただけでテロリスト達が震え上がるシーンもあります。本業はコックらしいので、副業であるテロリスト退治の腕前を見ていきたいと思います。
劇中での各カウント数
劇中でカウント可能なキルカウント、戦闘不能カウント、負傷数カウントを作品ごとにまとめます。
沈黙の戦艦
キルカウント … 23
使用銃器 | カウント |
---|---|
徒手格闘 | 4 |
鉄骨 | 1 |
電動のこぎり | 1 |
ナイフ | 5 |
手製爆弾 | 1 |
M26手榴弾 | 1 |
コルトMkⅣシリーズ70 | 5 |
MP5K | 4 |
MAC10 | 1 |
戦闘不能カウント … 4
内訳 | カウント |
---|---|
徒手格闘 | 1 |
M26手榴弾 | 3 |
負傷数カウント … 2
内訳 | カウント |
---|---|
右背部裂傷 | 1 |
右眉上切創 | 1 |
暴走特急
キルカウント … 26
使用銃器 | カウント |
---|---|
徒手格闘 | 9 |
ナイフ | 1 |
手製爆弾 | 1 |
照明弾 | 1 |
コルトM1911 | 7 |
MP5KPDW | 7 |
戦闘不能カウント … 1
徒手格闘で1名戦闘不能。
負傷数カウント … 2
内訳 | カウント |
---|---|
左肩部貫通銃創 (7.62mm×51mm弾 H&K SR9) | 1 |
左頬部切創 | 1 |
シリーズ通算
キルカウント … 49
使用銃器 | カウント |
---|---|
徒手格闘 | 13 |
鉄骨 | 1 |
電動のこぎり | 1 |
ナイフ | 6 |
手製爆弾 | 2 |
M26手榴弾 | 1 |
照明弾 | 1 |
コルトM1911 | 7 |
コルトMkⅣシリーズ70 | 5 |
MP5K | 4 |
MP5KPDW | 7 |
MAC10 | 1 |
戦闘不能カウント … 5
内訳 | カウント |
---|---|
徒手格闘 | 2 |
M26手榴弾 | 3 |
負傷数カウント … 4
内訳 | カウント |
---|---|
右背部裂傷 | 1 |
右眉上切創 | 1 |
左肩部貫通銃創 (7.62mm×51mm弾 H&K SR9) | 1 |
左頬部切創 | 1 |
銃撃戦能力 … 3.5/5点
ケイシー・ライバックといえばコルトガバメントが思い浮かびます。実際キルカウントもコルトガバメント(M1911及びMkⅣシリーズ70)がシリーズ通算12キルを記録しており使用銃器の中でトップです。対テロ専門の元特殊部隊員らしくハンドガンの取り扱いには長けているようです。サブマシンガンは敵から奪っての使用が多く、フルオートの威嚇射撃も多用しており撃てば撃つだけ当たるというような描写は控えめであったかと思います。アクションヒーロー界で考えると銃撃戦における攻撃能力は特別高いとは言えませんが、激しい銃撃戦を繰り返している割には被弾数はわずか1発、しかも狙撃であることを考慮して防御能力を加点、銃撃戦能力は3.5点としました。
格闘戦能力 … 5/5点
相手の力を利用した投げ技、間合いを計る怪しい手の動き、時に目つぶしや喉を引きちぎったりと手段を選ばず、常に敵を圧倒しています。シリーズを通して格闘戦で苦戦したシーンはありません。『暴走特急』ではかなり強そうなテロリストの親玉ペンが登場。さすがのライバックもちょっとやられるかな?と思いきや、悪を懲らしめるためなのかしばらく遊ぶように戦い、最後は頸骨ボキッで圧勝。ライバックに掴みかかると高い確率でどこかしら骨を折られます。キルカウントも徒手格闘で13キルを記録しており全キルカウントの約26%を占めてトップ。ナイフ格闘にも精通しており銃器以外でのキルカウントはトータル21キルで全キルカウントのなんと約43%!格闘の技自体には派手さや華麗さはないものの、その圧倒的な強さで格闘戦能力は5点としました。
体力 … 4/5点
体格は筋骨隆々というわけではないが背は高く、でかい。いわゆるガタイが良いタイプ。喉を掴んで引きちぎったり、細いロープを素手だけで登ったりと握力も強靭。元シールズらしく海中からの爆破工作のシーンもあり泳ぎは堪能(しかも酸素ボンベなし)。また『暴走特急』では左肩を7.62mm弾で打ち抜かれるも、貫通しているので心配ないと人間離れした発言をするシーンもある。実際その後の活動で左腕を庇う様子もなく、銃創があることを忘れてしまうぐらい。さらに高速で山を駆け下りる車から飛び降りても無傷、衝突する列車内にいても無傷。体は頑丈!というかもはやサイボーグレベルかも。しかし『沈黙の戦艦』では左背部に裂傷を負った際、かなりダメージを負っていたのか周囲への警戒を怠り、あわや銃殺かという一幕も。やはり生身の人間のようです。シリーズ通してかなり激しく動き回るシーンもありますが、汗で髪が乱れたり息が切れたりする様子はなく、シールズでよっぽど鍛えられたのだと思われる体力は4点としました。
身体能力 … 3/5点
ガタイが良いので動きは鈍そうに見えますが、全速で走ったり素潜りしたり特急列車に飛び移ったり崖から落ちそうなのを堪えたりと意外と軽快な一面があります。しかしそれ以外で高い身体能力を示すようなシーンは無く、身体能力は3点としました。
精神力 … 5/5点
シリーズを通してその圧倒的な強さからくる揺るぎない自信に満ち溢れています。丸腰状態で敵から銃を向けられていようが、断崖絶壁から落ちそうになっていようが、余裕があります。焦ったり恐怖を感じたりする表情は全く見られません。どんな状況でも表情を崩さず、闘争心が衰える気配はありませんでした。劇中において精神的な弱点を見出すことはできず、精神力は満点の5点としました。
知能 … 3.5/5点
孤立した敵中にいても作戦室と連絡を取り付ける情報技術、その場にある物だけを利用して爆弾を作る知識、素人に戦闘技術をレクチャーし戦力を確保する教育技術などシールズ時代に培った経験や知識は見逃せない。しかし切迫した場面での頭のキレや機転の利いた行動などは劇中で見ることが少なかったため(強すぎてピンチがあまりないのだが…)知能は3.5点に留めておきました。
総合評価 … 24/30点

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